(via: starentertainmentgroup)
NSW政府の調査で、
ロックアウト・ロー(Lockout Law)が出来てから、
カジノ(THE STAR )周辺の治安が悪化している事が判明しました。
シドニーのクラブ・パブ等の法律、ロックアウト・ローとは? |
MSWの犯罪統計事務局、通称 BOCSAR はピアモント(Pyrmont)のカジノ周辺のエリアでは、犯罪率が増加しており、
月に約13回もの事件が起っていると発表しました。
しかし、カジノは自分たちには関係ない事だと話しているとの事。。。
シティー内全体の犯罪数は、ロックアウト・ローが出来てから減少はしているものの、シティー内でロックアウト・ローの効力が無い所に犯罪は集まってしまっている様です。
カジノの周りには、多くのタクシーが止まっていてカジノのお客さんの送迎をしていますが、そのタクシードライバーの話では、お客さんとのトラブルは
70%以上も増加しているとの事。
(via: dailytelegraph.com.au)
BOCSARのディレクター
Don Weatherburnは
「
キングスクロス(Kings Cross)の犯罪件数よりは若干少ない。しかし、カジノとその周辺の問題は間違えなく起っている。」
と話しています。
また、このエリアの犯罪の
30%がカジノから出たお客さんで、そのうち
73%がお酒の法律に関する問題で(飲み過ぎ等)裁判になっているとの事です。
では、ロックアウト・ローが出来てから、カジノに行くお客さんが増えたのかというとそう言う訳ではなく、実際には減少しているとの事。
(via: www.bizjournals.com)
カジノは
「
ロックアウト・ローによって犯罪が増えたとは証明できない。」
「
カジノ自体の犯罪はロックアウト・ロー後は減少している。」
と話しているそうで、、、
(via: abc.net.au)
また、ロックアウト・ローの法律に反対する集団の
Keep Sydney Open の
Tyson Koh は
「
私たちは、カジノが政府に多くのお金を払って束縛している事を知っている。」
「
私たちが知りたいのはカジノに限定した事では無い、しかしカジノだけがナイトライフを許可されている。」
と話しています。
シドニーのナイトライフを皆で取り戻そうという運動! |
NSWのマイク首相は、カジノをロックアウト・ローの有効エリアから外した事により、圧力への説明に必至になっており、問題を先延ばしにしている様に見えます。
そんな中、先日オーストラリア出身のアーティスト、
Scott Marsh がシドニーシティー内の壁にマイク首相の新しいニックネーム「
Casino Mike(カジノマイク)」の絵を描きました。
その絵の中で、マイク首相は
ワインを飲みながら、
タバコを吸い、
ギャンブルをしながら
ケバブを食べるというもの。
(via: theguardian.com)
彼は、過去に色んな問題を起こしているカニエ・ウェストを皮肉って、彼が自分自身とキスをしている絵を描いた事で有名になりました。
Scott Marsh
ウェブサイト:http://scottmarsh.com.au/
FACEBOOK:https://www.facebook.com/scottmarshart/
まとめ
ピアモントのカジノ周辺はここ数年で夜の治安が悪くなったので、まだカジノ周辺の治安が悪いという情報は日本人のコミュニティーの間ではまだそんなには広まっていと思います。
ピアモント周辺は意外と暗く人通りも少ない通りも多く、またカジノはセキュリティが強いから大丈夫だとうと安心しせず、夜カジノやピアモント周辺に行く際は気をつけた方が良いでしょう。
それに伴ってか、最近はシティー内の犯罪の件数も増えている気がします。
ロックアウト・ローの問題は今後、どの様な展開を見せていくのか、、、
シドニーの治安も含めどうなっていくのか、、、
要チェックです。
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