2016年1月、ヤフーの調査によって、オーストラリアのナイトクラブ産業はオーストラリアのここ数年で沈んだ産業TOP5の産業の中に入った事が明らかになりました。
それによると、2014年から2015年で約2.9%も落ち込んでいるとのことです。
国の落ち込んだ産業TOP5に入ってしまいました、、、。
(via: https://au.finance.yahoo.com/)
残念ながらこの事は全然驚く事ではなく、やはり。。。といった感じです。
その大きな原因としては、2014年から始まった暴力等の犯罪を厳重に取り締まる為の法律「Lockout laws」によるものです。
Lockout laws についてはまた、詳しく記事を書こうと思いますが、簡単に説明すると。
(via: http://www.playkenoaustralia.com/)
Sydney の中心 CBD内と、オーストラリアで随一の歓楽街 Kings Cross において
・夜中 1:30 以降は Pub や Bar への入店を禁止
・明け方 3:00 以降はお店はお酒のサービスを禁止
というものです。
みなさんは、どう思いますか?
日本に置き換えて考えて、「カラオケ・居酒屋」が1:30から入れなくなって3:00に閉まる。
そう考えるとぞっとします。
この法律により一説では、Kings Cross ではここ数年で大小の Club, Bar を含めお店が 100件近くが潰れたともいわれています。
実際に僕の友達がDJのレジデントを務めていた、PIZZA が美味しくてオシャレな老舗で、学校の課外授業でも行く様なクラブ・バーも昨年閉店となりました。
実際に、Kings Cross で、まだどうにか営業が出来ている Club は数える程しかありません。
この Lockout Laws を緩和するべく、シドニーでは
(via: http://musicfeeds.com.au/)
Reclaim The Streets Sydney: https://www.facebook.com/RTSsydney/
などのコミュニティーなどがあり、デモ等を行なっています。
このコミュニティーが行なった去年12月に行なったデモでは、約4千人以上の人が参加しました。
Facebook のイベントページでは参加人数3,600人、興味ある人が3,500人にもなりました。
また、他にも「Keep Sydney Open」などのコミュニティー団体などもあります。
オーストラリアのミュージックシーン、特にクラブミュージックシーンはイギリスやアメリカと強く繋がっているので、この悪化をどうにか防いで欲しいところです。
[参考記事] http://stoneyroads.com/2016/02/aussie-nightclub-industry-predicted-to-fall-in-2016