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Lockout Laws の元となった、被害者の父親が法律の廃止を望む

2018.05.13 コウスケ
Lockout Laws の元となった、被害者の父親が法律の廃止を望む

お久しぶりです、こーすけです。

最近、色々とバタバタして中々記事を更新することが出来なかったのですが、ちょくちょく計画的に地道に更新する機会を増やして行こうとお思います。

ちなみに、Instagram(インストグラム)もやってるので、ぜひチェックしてみてください!インスタの方は、ストーリーなど頻繁に更新していますし、かなりプライベートな感じで更新しているので、フォローしてもらえれば、日常生活がより分かるかと思います!

さてさて、本題ですが、シドニーにここ数年で来た人は知ってるかと思う「Lockout Laws」という法律。この法律は、午前1時半にはお店に入れなくなり、午前3時にはアルコールの提供が出来なくなるというもので、その為ほとんどのお店が午前3時には閉店します。

この法律が出来たきっかけとなったのは、2012年7月当時18歳だった Thomas Kelly (以降:トーマス) は夜、彼女とキングスクロスを歩いて居たところ、ベロベロに酔っ払った通りすがりの人に殴られ、脳にダメージを受け、無くなったというもの。また、もともとお酒を飲んで酔っぱらうとすくに喧嘩するという事が多くあり治安も悪かった為、酔っ払いすぎると危ないという事で、被害者の家族の運動もあり、Lockout Laws は施工されました。

しかし、実際のところは加害者はドラッグをやっていて、お酒が原因ではないというのがかなり有力な説となっています。僕も昔はキングスクロスに毎週通い DJ などもしていましたが、もちろん酔っ払って喧嘩している人も居ましたが、暴れて問題になってるのはお酒で酔っ払ってというよりもドラッグを取っててそれで、、、という方が多かった様に見えました。

今回、被害者のトーマスの父親である、Ralph Kelly(以降:ラルフ)は、安全な形でロックアウト・ローが撤廃される事を願っているいう話を、彼が息子の死後に立ち上げた Thomas Kelly Foundation の活動の Take Kare という安全に家に帰れる様にというプロジェクトを通じて話をしました。そこでラルフは「街のコミュニティーが協力して安全なナイトライフを作れれば、私たちには Lockout Laws は必要ない。」と話しています。

Take Kare のプロジェクトは2014年にプロジェクトを開始してから56,000人以上のサポートを受けています。また、ラルフは「多くのキングスクロスのお店が無くなってしまった事は悲しい事。」とも話しています。

現在、シドニーでは安全で活気のあるナイトライフを取り戻そうという様な試みが政府を通して話し合われ行われているという発表がされていますが、実際のところその効果はまだ目で見える形にはなって居ません。この辺の話は僕もよく色んな友達と話をしますが、今のところ見解としては政府は言ってるだけで何も変わらないだろう。と話しています。

特に、シドニーのクラブ音楽シーンはかなり勢いが無くなっており、多くの有名で良いクラブやパブが毎年の様に閉まってしまています。この間も12年以上毎週末シドニーのクラブシーンを盛り上げ続けていた、Starfvckers という友達のクラブが無くなってしまいました。個人的にもかなり思い入れのあるクラブだっただけに、かなり悲しかったです。

今回、Lockout Laws の元となった、被害者の父親が法律の廃止を望んでいるという話がありましたが、正直のところこれによって何かが変わるというのは難しいそう。というのが現実かと思います。しかし、シドニーには今観光に力を入れて行こうという事で、色々と工事をしたり動いているので、かなり時間は掛かるとは思いますが、そのうち Lockout Laws 活気のあるシドニーの夜が戻ってくる事を願っています。