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Lockout Laws が始まって3年、これからのシドニーのナイトライフ・エンターテイメントはどこへ向かうのか

2017.05.02 コウスケ
Lockout Laws が始まって3年、これからのシドニーのナイトライフ・エンターテイメントはどこへ向かうのか
シドニーの Lockout laws が 2014年3月に始まってから、はや3年が過ぎました。  
シドニーのクラブ・パブ等の法律、ロックアウト・ローとは?
  この Lockout law によって、多くのナイトライフが失われ、失業者・閉店するお店が続出しました。それに対し改善を求める団体として作られたのが、Keep Sydney Open。彼らはこれまで、政府との交渉やデモだけでなく、アルコールによる暴力行為等に対する指導など多くの活動を行なって来ました。   シドニーのナイトライフ・エンターテイメントの法律に対するデモ   彼らは、「アルコールによる暴力行為の教育には周りの人にのサポートが必要」と話しています。    

もともと、犯罪件数は減少していた?

  事実、 Lockout law が施行された 2014年以降、暴力行為による犯罪件数は激減しています。ですが、実はその前の年の 2013年、過去10年間で暴力行為による犯罪件数は減少して来ているという統計が出ていたのです。   この Lockout law の施行の裏には色々な思惑があるという話も有りますが。大きな理由としては、「政府が路上での暴力行為による犯罪件数をゼロにしたい。」とううのがある様で。また、事件が起きていても見て見ぬふりをする人が多すぎる。というのも1つの原因となっている様です。   今の現状のシドニーのナイトクラブに関して、この法律によって「ナイトクラブがナイトクラブで無くなってしまった。それにより、多くのクリエイティビティが失われつつある。」という意見も有り。僕は個人としても共感するところも多く、1つの文化としてのナイトクラブというのものでは無くなってしまったという感じもします。    

シドニーの次のステップはどうなる?

シドニーのクラブ、ナイトライフ、エンターテイメント  
「これからは、また新しいカルチャーを作って行く必要がある。それは大きいものから小さいものまで色々なクリエイティビティなものを。」
「音楽とエンターテイメントのストリートを作って、そこでカルチャーや色々なクリエイティビティを作って育てていく。」
  これらの計画を警察や政府と協力し、彼らの計画をフォローしながら行なっていくというのがこれから向かう方向になるとのこと。 やはり「カルチャー・コミュニティとしての Lockout laws という法律はこれからも無視することは出来ない。」とというのが現状の様です。   個人的には、やはりナイトライフ・ナイトカルチャーはアンダーグラウンド、ダウンタウン、若い世代の反骨精神等から生まれている部分も多いと思うので、そこの部分が失われていってしまうというのは少し寂しい気もします。 しかし、これが今の時代の流れなのかもしれませんね。 これからの、シドニーのナイトライフ・エンターテイメントがより良いものになっていく事を願っています!