この Lockout law によって、多くのナイトライフが失われ、失業者・閉店するお店が続出しました。それに対し改善を求める団体として作られたのが、Keep Sydney Open。彼らはこれまで、政府との交渉やデモだけでなく、アルコールによる暴力行為等に対する指導など多くの活動を行なって来ました。
彼らは、「アルコールによる暴力行為の教育には周りの人にのサポートが必要」と話しています。
もともと、犯罪件数は減少していた?
事実、 Lockout law が施行された 2014年以降、暴力行為による犯罪件数は激減しています。ですが、実はその前の年の 2013年、過去10年間で暴力行為による犯罪件数は減少して来ているという統計が出ていたのです。
この Lockout law の施行の裏には色々な思惑があるという話も有りますが。大きな理由としては、「政府が路上での暴力行為による犯罪件数をゼロにしたい。」とううのがある様で。また、事件が起きていても見て見ぬふりをする人が多すぎる。というのも1つの原因となっている様です。
今の現状のシドニーのナイトクラブに関して、この法律によって「ナイトクラブがナイトクラブで無くなってしまった。それにより、多くのクリエイティビティが失われつつある。」という意見も有り。僕は個人としても共感するところも多く、1つの文化としてのナイトクラブというのものでは無くなってしまったという感じもします。