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シドニーのクラブ・パブ等の法律、ロックアウト・ローとは?

2016.02.10 コウスケ
シドニーのクラブ・パブ等の法律、ロックアウト・ローとは?

皆さんは、シドニーの「ロックアウト・ロー(Lockout Laws)」を知っていますか?

2014年2月以降、シドニーに遊びに来たり、今いる方の殆どの方が知っているかと思いますが . . . 。

この問題、以前にも幾つか記事をあげましたが、今シドニーで大問題になっています。

 

ナイトクラブ産業の悪化!2016年オーストラリアはそれを防げるのか?

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ザックリ言うと、夜中店に入れなくなったり、お酒飲めなくなったりするのです!!!

日本で言う、徹夜で居酒屋で飲み会!徹夜でカラオケで宴会!なんてのが出来ないのです。

その為、最近では、Nanny State と言われ、ばあやの国、つまりは過保護な国という事です。(※ロックアウト・ローの他にもヘルメットを付けないと自転車に乗れない等、色々な法律が有る。)

では、実際「ロックアウト・ロー(Lock Out Laws)」とはどの様な法律なのでしょうか . . . 。

 

ロックアウト・ロー(Lock Out Laws)

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【何の為に?】
以前、シドニーではドラッグやアルコールによる犯罪が耐えませんでした。お酒を飲んで酔っぱらうとすくに喧嘩。なんてのはしょっちゅう起っていました。その為、政府は、このドラッグ・アルコールによる暴力を厳しく取り締まる為にこの法律を作りました。

また今、シドニー全体での法律でもある10pm以降、ボトルショップ等でアルコールを買えないのですが、それもこの取り締まりの一環となっています。

 

【法律が有効な地域】
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この法律が有効な地域はシドニーの「CBD・サリーヒルズ(Surry Hills)・ダーリンハースト(Darlinghurst)・ロックス(Rocks)・キングスクロス(Kings Cross)~コックルベイ(Cockle Bay)」周辺のエンターテイメント施設になります。

 

【概要・詳細】
・lock out and last drinks
1:30am〜:入店不可
3:00am〜: ラストドリンク
場所:パブ・クラブ・カラオケ・バー
60人以下のバー・レストラン・宿泊施設は除外されますが、3pm以降はアルコールのサービスは出来ません。(※本当に除外されているのかは不明です...)

 

・一時的な禁止
48時間のトラブルメーカー

 

・ボトルショップ等での購入(アルコールを購入して持ち帰る)
10pmにボトルショップ・パブ・クラブでの販売は終了(シドニー全体)

 

・アルコール販売ライセンス
新しい、また既存のライセンスの承認は、2014年2月から2年間凍結される
(※2016年2月、後1年間の凍結期間が延びるとの発表がされました。)

 

・ライセンスの無効
違反している場合。バースタッフ等は12ヶ月間ライセンスを取得する事は出来ない。

 

・違反した場合
$11,000 又は 12ヶ月の禁固刑

 

・追記
金・土曜は1am以降、キングスクロスからCBDまでのフリーバスが運行されています。
NSWのポリスとインストラクターはこれらの法律を確実なものにする。
NSW政府は献身的にコミュニティーや企業の、ドラッグ・アルコールによる暴力を無くし、安全なナイトライフを作ります。

 

いやぁ、すごく厳しいですよね。特に「1:30am以降は入店不可、3:00am以降はアルコール禁止」「2年間はライセンス発行しない」などはちょっと、、、WTF!?っといった感じですw

 

2年で起った事

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このようにシドニーの歓楽街での遅い時間の歩行者を2012年と2015年で比較すると

 

キングスクロス:84%ダウン
オックスフォード・ストリート:82%ダウン
CBDの北部:70%ダウン

 

しており、パーティータウンからゴーストタウンになったとの調査結果が出ています。

また、ナイトクラブ産業は2014年から2015年で 約3%も減少 しています。

 

ナイトクラブ産業の悪化!2016年オーストラリアはそれを防げるのか?

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今後について

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先日、2年間の期間を満了したこの法律に、現シドニーの首相の Mike Baird は、「この法律を緩和する事はしない。来年まで伸ばす。」との発表をしました。

また、「カジノは朝までやっている。カジノに行けば良い。」とも良いました。

その為、SNS 上では怒ったシドニーの市民のこれを批判する投稿が相次ぎ、またニュース番組等でもこれを問題視する声が多く見られています。

首相の Facebook には 1万件以上のコメント が寄せられ、ましたが数分後には 8千件まで削除される という珍事件も発生しました。

僕の回りの、クラブやパブ等の関係者は #casinomike‬ (カジノ・マイク)  というジョークのハッシュタグを作ったりもしていまいました。

 

法律に対抗する活動

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これに対して、市民やクラブ・パブの関係者等は、コミュニティー等を結成しデモ等の活動を毎月の様に行なっています。

 

・Reclaim The Streets Sydney(コミュニティー)
https://www.facebook.com/RTSsydney/

・Keep Sydney Open(コミュニティー)
http://keepsydneyopen.com/

 

また、署名を求める

・Please reconsider lock out laws for Sydney nightlife 
https://www.change.org/p/mike-baird-please-reconsider-lock-out-laws-for-sydney-nightlife?source_location=petitions_share_skip

なども行なわれています。

 

まとめ

この問題は現在シドニーでは深刻な問題となっています。

先日この問題に対してツイッターで現メルボルンの首相の Daniel Andrews は

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シドニーにはロックアウト・ローがあるが、メルボルンは週末は24時間交通機関が動いている。

というツイートをしています。

以前の記事でもお伝えしましたが

ナイトクラブ産業の悪化!2016年オーストラリアはそれを防げるのか?

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現在、ナイトクラブ・パブ等のお店が軒並み潰れていっています。

そんな中で、この政府は ロックアウト・ロー を先延ばしにする事を決めました。

そこでもう一度、ロックアウト・ローの内容を見てみて下さい。

「新しい、また既存のライセンスの承認は、2014年2月から2年間凍結される」

という項目があります。

これが更新されたという事は、とりあえず、来年まで新しいパブやクラブを法律有効圏内で開く事は不可能という事です!

皆さんは、どう思いますか?

いま、シドニーではこの話題で持ちっきりです。

Vibes of Australia でも、この法律・シドニーのナイトライフの今後を追いかけていきたいと思っています。