皆さんは、もうシドニーのクラブには行きましたか?
以前、シドニーのおすすめのクラブを紹介しようと思い、メジャーなクラブとアンダーグラウンドなクラブとで分けて記事を書いたのですが、クラブ事情は毎年の様に変化していくので、これからは毎年一年を通してみて、今年・今現在オススメのクラブをアップデート出来たらと考えています。
今回ご紹介するクラブは、僕自身が DJ としてシドニーでクラブ業界に少し関わり、実際に行ってみたり色々な人から聞いたりした上で、厳選したクラブになります。
また、おすすめのクラブの下に、最近のクラブやナイトライフ事情にも触れているので、そちらも是非読んで参考にしてみたください。
Chinese Laundry(チャイニーズランドリー)
シドニーで現地の人が週末クラブに遊びに行くとなったら、まず間違えなく名前が上がるのが、このクラブです。
大きく分けて3つのフロア(Laundry, Cave, Sand)と有り、それぞれのフロアで音が違うのも特徴出来です。
基本的には、金曜日と土曜の夜にイベントが開催されています。また、不定期では有りますが、ルーフトップのエリアで、土曜の昼間にもイベントを開催している事も有ります。昼間のループトップでもイベントは基本的には、テクノ系のアーティスがブッキングされている事が多いです。
メインフロアの音は、
金曜日: Drum and Bass, Dubstep, Trap などの、激しめの音楽
土曜日: House, Techno, Bass House などの、四つ打ち系の音楽
となっています、上でも書いた通り、チャイニーズランドリーでは、3つのフロアが有り、それぞれに違う音が流れています。
例えば、土曜日、メインフロアが House 系の音だった場合、サブフロアでは、Techno 系の音が流れており、ルーフトップでは、Hip-Hop/R&B が流れています。
ルーフトップは基本的にダンスをするエリアというよりは、ラウンジ的な感じなので、基本的には Hip-Hop/R&B が流れています。
営業日 | 金・土曜日 |
時間 | 21:00〜 |
料金 | 約$20〜35 (※イベントやチケットの購入する日によって異なります、また金曜より土曜の方がチケット料金は上がります) |
ホームページ | http://chineselaundryclub.com.au/ |
SNS | ・ Facebook |
場所 | 111 Sussex St, Sydney NSW 2000 ↪ Google Map |
Good Bar
2016年にオックスフォードストリート(Oxford St)にオープンした、テクノミュージックのクラブです。基本的には、金・土曜日にオープンしていますが、たまに水曜日など平日もオープンしてい事がある様です。
シドニーでアンダーグラウンド、ハウス・テクノ系のクラブと言えば、このクラブでしょう。毎週、音好きの人が集まっています。まだ、オープンしてそんなに長くないはクラブですが、今までに数多くの世界的な大物アーティストをゲストに迎えています。
また、内装のデザインにもこだわっており、スタイリッシュでお洒落なアンダーグランドクラブといった感じです。
オーストラリアの大きなクラブは基本的には、クラブに多くのプロモーターがつく事で、クラブ主催のイベントが多いのですが、グッド・バーでは金曜日はたまに Take over のイベントが行われており、シドニーの若手のイベンターがイベントをオーガナイズしている時が有ります。
また、Bar という名前の通り、月〜金・土曜はイベントスペースとしても借りる事ができます。
営業日 | 金・土曜日 (たまに他の曜日も開催されています) |
時間 | 21:00〜 |
料金 | 約$20〜 (※イベントによって異なります) |
ホームページ | https://www.goodbar.com.au/ |
SNS | ・ Facebook |
場所 | 11A Oxford St, Paddington NSW 2021 ↪ Google Map |
S.A.S.H - Home
S.A.S.H は、ダーリングハーバーの、ホーム(Home The Venue Sydney)で毎週日曜日にオープンしているクラブ・イベントです。 S.A.S.H が行われているクラブは、ホーム(Home The Venue Sydney)というクラブで、普段は EDM 系の音楽がメインフロアで流れ、サブフロアでは Hip-Hop/R&B が中心、ラウンジでは House Music が流れているクラブです。
しかし、毎週日曜日は、S.A.S.H という名前でオープンしており、テクノミュージックのクラブとなります。イベントの開催時間は固定では無く、週によって昼から開催されたり、夜から開催されたり、After Party として他のクラブが終了後、朝からお昼まで開催されたりしています。また、日によっては、昼間の2時からイベントがスタートし、次の日の朝4時までと朝から晩までそしてそのまま次の日の朝まで!という様なイベントも開催されている時も有ります。
数少ない、シドニーで朝にやっている、昼から次の日の朝まで一日中やっているクラブ・イベントとしても有名で、数多くのアンダーグラウンドの大物アーティストも出演しており、また、海外の音楽系のニュースでも近年多く取り上げられ、評価がとても高いイベントです。そんなことも有り、その人気は日に日に増しており、多くの人で賑わっています。
2018年のニューイヤーズ・イブには、日本人の世界的に有名なアーティスト "Satoshi Tomiie" もメインゲストとして出演しています。
営業日 | 日曜日 |
時間 | 不定 (確認は、ホームページや Facebook のイベントページから) |
料金 | 約$15〜 (※イベントや入場する時間によって変わります) |
ホームページ | http://sash.net.au/ |
SNS | ・ Facebook |
場所 | 101/1-5 Wheat Rd, Sydney NSW 2000 ↪ Google Map |
Marco Polo - Pool Club (ivy)
マルコポーロ(Marco Polo)は、ivy の Pool Club フロアで日曜日に開催されているイベントです。 ivy は毎週木・金・土とナイトクラブとしてオープンしており、日曜日はマルコポーロが開催されています。
このマルコポーロというイベント・クラブを選んだ大きな理由としては、何と言ってもそのロケーションとブッキングされているアーティストのクオリティです。このイベントは ivy のルーフトップで行われており、そこにはプールも有り、とてもお洒落なスペースとなっています。まさに、プールパーティーと言う感じです。シドニーでプールパーティーと言ったら、この ivy で日曜日に開催されているこのマルコポーロではないでしょうか。
ルーフトップのイベントと言うことで、そんなに大きなスペースでは無いのですが、ブッキングされているアーティストが、その時その時で、有名な今熱いハウスミュージック系のアーティストが出演しており、とても賑わっています。
通常のチケットは少し高いですが、イベントが始まってから2時間以内に入るチケットや先行発売でのチケットは意外と安く、先行発売のチケットはすぐに売り切れてしまうのですが、イベントが始まってから2時間以内に入るチケットは意外と手に入りやすいです。
普通にお洒落な空間を楽しむのもよし、夏は水着でプールに入りながら音楽を楽しむのも良いかもしれません。
営業日 | 日曜日 |
時間 | 13:00〜 |
料金 | 約$17.30〜 (※ 15:00 前に入場のチケット: $12.20〜) |
ホームページ | https://mrco.pl/ |
SNS | ・ Facebook |
場所 | Level 4, Ivy Pool Club, 320 George Street, Sydney NSW 2000 ↪ Google Map |
Ministry of Sound Club
ミニストリー・オブ・サウンド・クラブ(Ministry of Sound Club)は毎週土曜日に ivy の場所を使い開催されている、イベント・クラブです。シドニーの留学生の間では、木曜日の ivy が、22:00までフリーで入れるので、有名ですが、個人的には DJ のクオリティーやなどを考えると、クラブのクオリティとしては、個人的にはあまり良いとは言えません。もともと、木曜日はクラブと言うよりも、パブ・バー営業に近い形でイベントが行われているので。しかし、場所は週末クラブ営業をしている場所ですし、とても大きい箱なので、雰囲気は悪く無いと思います。それに、何と言ってもフリーですからね。
でも、ivy の本番は、土曜日です!
ミニストリー・オブ・サウンドは、イギリスの南ロンドンにある1991年オープンし現在でも世界的に有名なスーパークラブで、現在は音楽レーベルの運営など、クラブ音楽業界で、ミニストリー・オブ・サウンドの名前を知らない人はいないでしょう。そのシドニー版がこの、ミニストリー・オブ・サウンド・クラブです。
EDM系のアーティストを中心に、House、Techno など、幅広いジャンルのアーティストが出演しており、大型フェスでメインアクトを務める様なレベルのアーティストも出演しています。
そして、やはり何と言っても、スーパークラブという名の通り、装飾やダンサー、ライトニングなど、木曜日の ivy と比較すると、その差は歴然です。その為、料金も大分高めになっていますが、先行発売のチケットを手に入れられれば、当日券の半額の料金で購入する事も出来るでしょう。また、その日のイベントのアーティストによっても大きく10ドル前後、価格が変動する事も有ります。
しかし、この規模・クオリティーの作り込まれたクラブ・イベントは日本では中々ないので、是非一度は行ってみる事をオススメいたします。
営業日 | 土曜日 |
時間 | 20:30〜 |
料金 | 約$17.30〜 (※ イベントやチケットの購入する日によって大きく異なります) |
ホームページ | http://www.ministryofsoundclub.com.au/ |
SNS | ・ Facebook |
場所 | ivy, 320-330 George Street, Sydney, NSW 2000 ↪ Google Map |
まとめ
シドニーでは、クラブ以外にもパブに DJ を入れて、週末はパブの一角に小さいダンスフロアを作っている所も多くあります。それを入れると、シドニーにはまだまだ、良いクラブ・イベントなどはあります。今回上げたクラブは大きなクラブばかりですが、その様な小さいローカルのクラブ・パブのイベントに行ってみるのも良いかもしれません。
シドニーは、現在 lockout laws と言う法律により、クラブやパブには深夜 1時30分 以降は入る事が出来ず、3時以降はお酒の提供が出来なくなるので、多くのパブでは、3時にお店が閉まり、多くのクラブは4時には閉まってしまいます。
しかし、チャイニーズランドリーなど極一部のクラブでは、2時まで入店する事が出来る場合も有ります。また、早めに入店すると、ハッピーアワー(happy hour)のあるクラブもあり、ビールや簡単なカクテルは 5ドル 程度で飲む事も出来ます。ただ、殆どのクラブのドリンクの通常価格は、ハッピーアワーの価格の2倍近くと、かなり高いのでその点は心得ておくと良いでしょう。
シドニーのクラブやパブは酔っ払いにはかなり厳しく、夜クラブやパブには必ず入り口にセキュリティーが立っており、酔っ払ってると判断されると、特にクラブは入場を断れてしまいます。また、パブやクラブ内でベロベロになってしまい、それが限度を超えてしまうと、その場所から kick out (つまみ出)されてしまいますので、飲み過ぎには注意しましょう。もし、kick out を食らってしまった時は、素直にその場から出ましょう。揉めると、出禁になってしまう事もありますので。
また、クラブは必ず ID のチェックがあるので、ID は必ず忘れずにしましょう。また、パブも夜になると、必ずIDチェックがありますが、日本人はとても若く見られるので、たまに昼間でも「 ID を見せて」と言われる事がある為、パブやクラブに行く時は、必ず ID は携帯しておく事をオススメします。
でも、2019年は政府から lockout laws に関する嬉しい大きなお知らせがありました。
それは、2019年の年末から、現在の lockout law のエリアを、シティー内の「Sydney CBD Entertainment Precinct」とキングスクロスの「Kings Corss Precinct」に訳、「Sydney CBD Entertainment Precinct」のエリアでは、1:30以降に入れないと言う今の lockout law のルールを無くし、他のルールもゆるくすると言う内容です。
しかし、最後の最後まで油断が出来ないのが、この国。最後の最後でどんでん返して、やっぱり延期します!なんて事も良くある話です。2020年になった時、lackout laws が緩和され、シドニーのナイトライフがより良いものになっている事を願います。
オススメのクラブから、大分話がそれてしまいましたが、クラブはあくまでもお酒の場ですし、シドニーは治安が良いとわ言え、日本と比べると全然治安は悪いので、その点も一応注意しておくのも良いかもしれません。
クラブやシドニーのナイトライフについては「コウスケ」までお気軽にご相談くださいね。