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語学学校でクラスやコースを選ぶ・変えるときのポイントと注意しておきたいこと

2018.05.21 コウスケ
語学学校でクラスやコースを選ぶ・変えるときのポイントと注意しておきたいこと

皆さんは、語学学校のコースやコースを選ぶ時、変えるときに迷ったり悩んだりした事はありませんか?

 

・自分が思っていたレベルよりもハイレベルのコースに入ってしまった。
・下のレベルのコースに入れられて授業がつまらない。
・先生に話してもなかなかクラスを変えてくれない。
・自分のクラスが自分には合っていない気がする。
・どのコースが自分に合っているのかが分からない。

 

などなど、、、人それぞれ色々な悩みがあるかと思います。

ここでは、僕が実際に語学学校で体験した事を元に、クラス・コースの選び方や変える時のポイントと注意しておきたい事をまとめてみました。

 

【体験談】自分の思ってるレベルよりも下のレベルに入れられた?

僕が、最初に語学学校に入った時、英語のレベルテストを受けて入れられたクラスは「Pre-Intermediate(プレインターミディエット)」(下のクラスから2番目で真ん中のクラスよりも下のクラス)のクラスでした。でも、もともとオーストラリアに前にワーホリで1年間いた事や現地のネイティブの友達が居た事などもあり、ちょっとはコミニュケーションが取れるレベルの会話力があったので、プレインターミディエットのクラスは僕にとっては文法の勉強に関しては基礎が学べてよかったのですが、会話に関しては周りとのレベルの差がかなりストレスでした。しかし、文法の勉強は今まで文法等の英語の勉強を全くと言っていいほどやってこなかった僕にとっては、知らなかった事も授業であったので、とても勉強になる部分もありましたが、授業中にクラスメイトに英語を教える事も多かった為、気持ち的には “もう少し上のクラスに行きたいな。” というのが本音でした。そこで、先生にクラスを上げてもらう為にした事が2つ!

 

・毎週行われていたテストで90点前後の点数を取る
・積極的に授業中の先生の質問に回答
・授業で教わった事 +α の質問を先生へ毎日する

 

その上で、先生に上のクラスに上がる事は可能かどうか相談したら、3週間目にはクラス替えで上のクラスに上げてもらう事が出来ました。

学校によっては毎週テストが行われていない学校もあるので、ここで一番大事なのは「授業では積極的に発言し、かつ授業で教わったこと+αの質問をする」という点です。そうすれば、先生も “おっ、この子はやる気あるな!他の生徒とはレベルが違うな。” てな感じで注目してくれるので、もし本当に自分のレベルよりもクラスメイトのレベルが低い場合、上のクラスに上がれるチャンスはグッと上がるでしょう。

 

【体験談】自分のクラスが自分には合っていない

僕が語学学校に行って1ヶ月ぐらい経った頃、English for the Business というコースを勧められました。コースの大まかな内容は、プレゼンや学校内でのイベント企画開催など、ビジネス英語を学ぶというよりは、アクティビティや企画を通じてより仕事で使う様な英語を勉強しようというものでした。初めこのコースを勧められた時に、先生に “このコースでは文法等の基礎も学ぶ事は出来るのか?” と尋ねたところ、答えは “YES” でした。ちょっとは英語が喋れたものの、文法などの勉強を今まで全くと言って良いほどやってこなかった僕にとっては、文法等の基礎を学ぶ事は大きな目的の一つだったので、その旨を先生にも相談し、本当に English for the Business のコースは僕に合っているのかを確認しましたが、先生は “このコースは僕にとってもとてもいいと思うし、絶対にオススメだ!” という事と、“もしどうしてもクラスが合わなければ、相談すればクラスを通常のコースに戻す事も可能。” という話だったので、コースを受ける事にしました。

しかし、、、コースを変更してすぐに、違和感に気づきました。それは、、、ほとんど文法の勉強をしない!!!という事。授業の殆どはディスカッションやプレゼン等の企画準備で週に1日だけ文法をメインに勉強をする日がありましたが、勉強というよりは簡単にサクッと説明しておしまい。という感じでした。

そこで、僕はすぐにクラスの先生に相談しました。しかし、先生の答えは「大丈夫大丈夫、このクラスでも文法の勉強できるから。とりあえず1週間受けてみてそれでも疑問に思ったら相談して。」という事で、とりあえず1週間待ってみましたが、やはり気持ちは変わらなかったので、先生に相談しました。しかし、先生の答えは「大丈夫、このコースは君にとってもとっても為になるよ!」という事でクラスを変える事ができませんでした。

その為、僕はレセプション(学校の事務所)で相談をし、カウンセリングの予約をとりました。カウンセリングの予定日まで時間が数日合ったので、その間も先生と仲良くなればクラスを変えてもらえるかな?と思い。タバコを吸ってる時に積極的に話しかけて雑談を交えながら相談したりもしましたが。ダメでした。そして、カウンセリングを受けましたが、そこで言われたのは「君は英語上手に喋れるから今のクラスでも大丈夫だよ!無理して変える必要ないよ。今のコースは君の為にもなるよ!」というものでした、、、(なかなかクラスを変えてくれない、、、)。

そこで、もともとケンブリッジのコースに行く予定だったので、試しにレベルテストをもう一度受けてみようと思っていたので、その時のスピーキングのテストの際にチャンス!と思い、そこでもテストのカウンセラーの先生に相談をしてみました。しかし、やはり答えは、カウンセリングの時に言われた時のものと一緒でした。

結果、先生に3回相談、カウンセリングに2回相談し、“自分の勉強したい事。今のクラスは思っていたクラスと違う事。前の先生に聞いた内容とクラスの内容が違う事。すぐにクラスを変えて欲しい事。今の状態はかなりストレスを感じている。” などを伝えましたがダメでした。

そして、最終的には、留学エージェントを頼り、連絡をしてもらいました。そしたら、すぐにクラスを変えてもらう事が出来ました!やはり、最後に頼りになるのはエージェントだなぁ〜と思いました。

 

1. 先生に相談
2. 学校のカウンセラーに相談
3. 学校を紹介してもらったエージェントを頼る

 

エージェントには、最初から頼るのではなく、相談をしつつ最後に自分ではどうし様もなくなった時に最終手段として頼るのがベストです!

 

英語のクラス・コースの選び方

英語のコース・クラスの選び方

 

英語を学ぶ上でクラスのレベルの選び方は大きく分けて2種類あります。

 

1. 時間がある場合
2. 時間がない場合

 

1. 時間がある場合

語学学校に通う時間がたっぷりある場合(半年以上)は自分の思っているレベルのクラス、またはレベルテストで思ったよりも良い評価をされた場合は、少し下のクラスに入るのがオススメです。正直、自分のレベルよりも少し下のクラスは少し物足りなく感じてしまう事も有るかもしれません。今まで英語をしっかり勉強し基礎がすでにしっかり分かっている人は別ですが。なんでもそうですが、基礎はとても大事なので、自分のレベルよりも少しだけ下のクラスに入る事で、余裕を持ってクラスを受け、基礎をしっかりと身につけていくのがベストです!

よくチャレンジして上のクラスに入ってレベルの高い人と勉強した方が良いという意見もありますが。確かに、上のレベルの人といた方が会話のレベルは間違えなく伸びると思います。しかし、僕の意見としては、結局基礎が出来ていないと、ある程度会話が出来る様になった際に必ずつまずく部分が出てくるという事です。それは僕自身がとても実感をしていて、ほとんど英語の勉強らいしい勉強をしてこなたかったのにある程度喋れてしまうと、ある程度伝わることは伝わるのですが、やはりネイティブとの会話や込み入った話や、物事を明確に伝えようとした時に基礎英語の重要性の大切さをとても痛感しているからです。

ちなみに、英語の会話力の勉強は学校に行って話すのももちろん大事ですが、一番大事なのはネイディブやアドバンスレベル、自分よりも上のレベルの英会話力を持っている友達を作り、普段から彼らと話したり、遊んだり、お茶したり、飯に行ったりと学校の外での環境作りです!!!

 

2. 時間がない場合

語学学校に通う時間があまり無い場合(半年以内)は、もちろん自分のレベルよりも少しだけ下のクラスに入り、基礎をしっかり勉強するというのもオススメですが。ちょっと自分には大変かなと思ってもチャレンジして見る事もとても良いと思います!

そこで、注意をしておいた方が良いのが、流暢な英語を取得したいと思って勉強している中級・上級以上のレベルの人が、出来る事なら下のクラスに行ってもう一度勉強したいという様な話をよく聞きます。なぜなら一度上のクラスに入ってしまうと、なかなか下のレベルにクラスを落として授業を受けるのは難しいからです。チャレンジもとっても良い事だと思いますが、基礎はとっても大事という事を忘れずにチャレンジをしましょう!

 

先生や一人の人の意見を意見を鵜呑みにしすぎない

語学学校の英語の先生

 

日本では医療機関で「セカンド・オピニオン」というのが有る様に、色々な人の意見を聞くというのもとても大事です。特に相談する相手は、すでに学校に通った事がある、自分よりも上の英語力や目標を持っている人の意見を参考にすると良いでしょう!その上でクラスを決めると良いと思います。

まず、先生や学校のカウンセラーの問題点としては、残念ながら語学学校もあくまでビジネスであるという事。あくまで可能性ではありますが、例えば僕の場合、学校が English for the Business というコースに力を入れていて、このコースは他の学校には無い学校オリジナルのコースの為、多くの生徒を集めようというのが見る事できました。コース自体のコンセプトはとても良いものなのですが、かなり幅広いレベルの生徒が受講できる所に問題があり、すでに基礎英語が出来ている人や、ケンブリッジコースで言えば “FCE”、IELTS で言えば “5-6”、TOEIC で言えば “800点” ぐらいの英語のレベルがしっかりある人にとってはとても良いコースだと思います。また、コースではいろんな時事ネタやビジネスに関するディスカッションが多いのでその辺を勉強したい!チャレンジしたい!という人にはとても良いコースだと思います。しかし、学校が生徒を集める為にこのコースに力を入れているというのが感じられ、そのコースのレベルや目的に合っていない人にも進めてしまっていたので、その様な点は注意が必要です。この様に、学校によって生徒を集める為に色々な試みを行なっているので、それに引っかかってしまい。自分にあったコースと違うコースになってしまう事があるというケースもあります。もちろん、ビジネスに寄りすぎず、生徒の勉強を一番に考えアドバイスをしてくれる先生やスタッフもたくさんいます!

また、すでに学校に通った事がある、自分よりも上の英語力や目標を持っている人の意見を参考にすると良いメリットとしては、自分よりも相手の目標が低い人だと言葉の通り、目標が低いのでどうしてもアドバイスが自分の目標としているレベルに達しません。またある程度の期間学校に通った事がある人や通っている人はより多くの情報を持っているので、とても参考になると思います。

 

目的を明確にしよう

語学学校の選び方で大事な事

 

「旅行や友達と喋る時に困らないレベルが欲しい」「ケンブリッジの検定を取得したい」「IELTSで良いスコアを取りたい」「英語を仕事に生かしたい」「ネイティブとの会話にも困らないレベルの英語を取得したい」「英語だけの会社に入っても大丈夫な英語のレベルが欲しい」などなど、、、英語の勉強の目的は人それぞれだと思います。

重要なのは、「自分が最終的にどのレベルに達したいのか。そのレベルは実際どのくらいのレベルなのか。あとは自分が今どのレベルにあって、得意不得意は何か、どの位の勉強をする時間が有るのか。」という事です。コースやクラスは焦って決めず、必ず相談し他人の意見も取り入れる事をオススメします。また、コースのオープンデー(体験レッスン)などが有れば、一回受けてみて体感してみるというのもとても良いです。

迷ったり悩んだりしたら、いつでも気軽に相談してくださいね!