オーストラリアは近年自転車人口が増えたことによる交通事故が増加しています。そのため年々自転車のルール(法律)が厳しくなってきています。
自転車の交通ルールは日本でいう原付・モーターバイクと同じようなイメージに近いかもしれません。
基本ルール
・左側通行
・赤信号、ストップサインのところでは止まる
・右折、右のレーンに移るときは手信号を使う
・必ず指定のヘルメット(規格AS/NZS2063)を着用する
・18歳以上は写真付きのIDを必ず携帯する
・夜間はライトと反射板をつける
・道路を右折する場合は、すべての乗り物が走行した後
自転車専用レーン
近年、自転車専用レーンが多くなって来ており、年々工事が進んでいます。
自転車専用レーンが有るところでは、必ずそのレーンを走行しましょう。
可能なこと
・バス・レーンを走ることもできます。(※条件付き)
・1.5 メートル以内であれば並走は可能です。
・止まっている車や、ゆっくり走行している車を追い越せる
・12歳以下の子供は歩道を走行可能
・12歳以下の子供を指導する大人の場合は歩道を走行可能
・10歳以下の子供を乗せている場合は大人でも歩道を走行可能
・自転車OKのサインがある歩道
・路肩を走行
やってはいけないこと(違法)
・横断歩道の走行
・基本的な危険走行
・歩道は走れません(※条件付きで可能)
・バス・オンリー(BUS ONLY)と書いてあるレーンは走れません
装備のルール
・少なくとも1つは作動するブレーキ
・音で警告するためのベル
・[夜間走行] 最低200mは照らせる白色光の点滅・点灯ライト
・[夜間走行] 最低200m後部から可視できる赤色の点滅・点灯ライト
罰則金
信号無視:425ドル
危険乗車:425ドル
児童・歩行者横断歩道の走行:425ドル
ヘルメット非着用:319ドル
走行車両をつかんで走る:319ドル
その他、ベル・ライトなど警告装置の非着用:106ドル
写真付きのIDを持ってない:106ドル
車が自転車と併走、追い越しをする際のルール
・車が時速60KM以下の場合、1m以上離れる
・車が時速60KM以上の場合、1.5m以上離れる
※道幅が狭く十分に距離を取れない場合は、車は方向指示器を出してセンターラインを越えて追い越すことが可能
駐輪方法
オーストラリアの移動手段はあくまでもクルマなので、自転車に乗る人は少数です。
その為、日本の様な駐輪場はまず見かける事はありません。
では、どこに自転車を止めるのかというと、町の色々な場所に鉄製の輪の設備があります。
そこに、自転車を括り付けます。都心部では街灯や標識の棒にくっ付いてる事が多いです。