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海外留学生保険の知っておきたいカバー内容や注意点

2020.03.07 コウスケ
海外留学生保険の知っておきたいカバー内容や注意点

留学をされる場合、必ず必要となるのが保険!ですよね。

色々な保険会社がありプランも沢山あるので、結構迷ったりもしますよね。

留学をされる場合、大きく分けて保険はワーキングホリデーの場合と学生で留学する場合の2つに分類されます。


1. ワーキングホリデー = 海外旅行保険(任意)
2. 学生 = 海外留学生保険(強制)

ワーキングホリデーの際に多くの人が加入する海外旅行保険はとても便利で、その保険会社やプランにもよりますが、多くの病院やクリニックで素早く診療を受けることが可能です。しかし、学生保険に関しては少し違うので、今回はその学生保険について、知っておきたい事、注意点等をまとめてみました。

 

海外留学生保険とは?

通称、学生保険、学生強制保険と呼ばれる保険は、OSHC(海外留学生保険)といい、これは、学生ビザで留学した場合、必ず入らなければいけない保険になります。オーストラリア滞在中にかかった病気、怪我などの治療費や救急車の費用などをカバーする事ができ、学校にいく期間に関わらず、学生ビザの有効期間の間は、必ず加入する必要があります。

どの保険会社に入った方が良いのかなどは、行く学校によって変わってきたりもするので、その辺は一度ご相談ください。

 

保険でカバーされる範囲

海外留学生保険 オーストラリア

 

・医師による治療費
・血液検査などの病理検査
・レントゲン検査
・公立病院での治療費、入院費
・私立病院での治療費、入院費
・救急車費用
・処方箋薬

 

基本的に、病院にて治療を受けた場合は、医療費の100%がカバーされますが、病院以外の場所での場合や基準の医療費を超えてしまった場合の差額は自己負担となります。処方箋薬は、ほとんどがOSHCのカバーの対象ですが、金額が50ドルを超えてしまうと、自己負担となります。

これって、どのくらいまでカバーされるの?と気になる方も多いかと思いますが、病院やその病気や怪我の状態によって、金額は大きく変わってくるので、あくまで一例を出しておきますね。

 

事例: 尿管結石

・公立の大学病院
・救急診療、治療
・血液検査
・痛み止めで、モルヒネ規定値の限界まで投与
・点滴
・薬は痛み止めを2種類

合計500ドル弱でしたが、全て保険でカバーされました。

 

また、学生保険では、歯科治療や眼鏡、コンタクトレンズはカバーされないので、どうしてもその辺もカバーしたいという方は、任意の保険に追加で加入する必要があります。

 

学生保険で日本語医療サービスに行くと診療にお金がかかる?

留学して、病気にかかった時に、まず不安になるのは、英語力ではないでしょうか?

日本語でも体調が悪い時に、お医者さんに症状などを伝えるのに苦労する事があるのにも関わらず、それを英語で、、、と考えると始めはみんな不安になりますよね。

そんな時に、日本語の医療サービスはとても安心できますよね!

そこで、注意が必要なのは、学生保険(OSHC)を使って日本語医療サービスのクリニックに行くと、診察費の一部を支払わなければならなくなるケースが多い事です。

 

事例: 風邪を引いた A 君

A 君は季節の変わり目で、風邪を引いてしまい、熱・鼻水・咳の症状があります。
治療を受けようと、クリニックに予約をして、診察を受けました。
診察費が120ドルで、その半分60ドルは保険でカバーされ、半分60ドルは自己負担となりました。
また、薬代等も保険でカバーされましたが、60ドルの自己負担は学生保険に問い合わせても返ってこない料金との事でした。
(*金額はあくまで一例です。病院によって料金やカバーされる費用は異なります。)

 

そこで、疑問に思うのが、保険に入ってるのに、なんでお金取られるんだ!?という事ではないでしょうか。

それは、日本語医療サービスのクリニックは、私立の病院(*国が運営している医療機関では無い)だからです!

ですので、海外旅行保険などで診療を受ける場合は、その様な金額はかからないいのですが、学生保険の場合は料金が掛かってしまいます。

 

では、どこの病院に行けば良い?

海外留学生保険 シドニー

 

上記の様なお金をかけたく無い。そういう方は、ローカルの総合診療医(GP)のクリニックに行きましょう。

ローカルクリニックの場所は、各保険会社のホームページから近くの診療所やお医者さんを探す事が出来るので、そちらで探してみてください。

 

ローカルクリニックのメリット

・例に上げた様な、診療費を取られる事は無い

ローカルクリニックのデメリット

・全て英語で日本語での対応が無い
・待ち時間が長い

 

ローカルのクリニックはブッキングをして行ったとしても意外と待たされたりするケースがあります。

その分、日本語医療サービスのクリニックでは、受付も日本語で対応してくれますし、診察の際に無料で通訳をつけてくれるクリニックも多くあります。

ですので、日本語対応が良い、あんまり待つのは嫌だという方は、ちょっと高いですが、お金を払って日本語医療サービスのクリニックに行くのも良いかもしれません。

ですが、ローカルのクリニックでも結構親切に対応してくれるので、ちょっとした風邪などでしたら、英語にまだちょっと不安が、、、という方でも、思い切って行ってみると良いかと思います。