// //

オーストラリアの家賃価格が高騰、シドニーでは家を借りるのは難しい?

2017.09.27 VIBES
オーストラリアの家賃価格が高騰、シドニーでは家を借りるのは難しい?

2017年オーストラリアの家賃、特にシドニーの家賃が近年稀にみる高騰を続けているという事で、調べてみました!

家賃や物価がもとも高いオーストラリアですが、2017年に入ってから2010年以来最速のスピードで地価が上がっている様です。

その証拠に、最近家を色々と探していたんですが、今まで同じ価格でベッドルームが2部屋ある家が借りれたのに、最近は同じ値段でベッドルームが1部屋になりました。

この影響は金融機関にも影響を与えている様で、先日はアメリカのみならず世界を代表する経済紙の一つとされており、国際的に大きな影響力のある「ウォール・ストリート・ジャーナル」の新聞内でもこの話題が取り上げられていました。

※ この価格は、シェアハウスではなくアパートや一軒家を借りた時の平均価格になります。

 

アパート、一軒家の平均価格相場の3ヶ月比レポート(2017年4~6月期)

オーストラリアでアパートを借りる  

※オーストラリアでも有数の不動産グループ会社 Domein 調べ、2017年9月現在最新

 

シドニー

アパート:3.2% 上昇($757,991)
一軒家:1.6% 上昇($1,178,417)

 

メルボルン

アパート:2.1% 上昇($474,848)
一軒家:3.5% 上昇($865,712)

 

ブリスベン

アパート:5.5% 下降($375,269)
一軒家:0.1% 下降($546,043)

 

アデレード

アパート:0.9% 上昇($312,346)
一軒家:0.9% 上昇($524,968)

 

パース

アパート:1.1% 上昇($377,823)
一軒家:1.8% 下降($555,788)

 

ダーウィン

アパート:13.4% 下降($351,880)
一軒家:6.1% 上昇($666,686)

 

キャンベラ

アパート:2.9% 下降($403,128)
一軒家:3.9% 上昇($723,299)

 

ホバート

アパート:3.8% 上昇($310,854)
一軒家:4.3% 上昇($404,522)

 

ちなみに、2017年1月〜3月期のレポートは「March State of the Market Report 」(英語)

シドニーのアパートの価格が 3.2% 上昇はかなりきついですねー。ただでさえ、もともと家賃が高いシドニーなので、それに対し3ヶ月でさらに 3.2% アップは大変です。

そんな全体的に価格相場が上昇している中で、ブリスベンの価格はアパートも一軒家も下降しています。その理由としては、ブリスベンでは新たな住宅等の開発はもう十分でとりあえず、今年はゆっくりとスタートをしたというのが背景にある様です。

メルボルンでは、一軒家の価格がかなり上がっていますが、それでも、シドニーとの価格と比較すると、まだまだやすいですね!

さらに詳しくレポートを見る場合はこちらから「2017 PROPERTY REPORTS」(英語)

 

シドニーの価格はここ数年で急激に上昇中

シドニーの家賃が上昇している (credit: Domain)  

グラフを見ると2013年以降から急激に上昇してますね!2013年といえば、今まで労働党がオーストラリアの政権を握っていましたが、それが自由党になり、あの生玉ねぎのトニー・アボットに変わった年でしたね!

特にもともと家賃相場が高いシドニーでは、現地のオーストラリア人でさえも家を購入することが大変になって来てしまっています。価格の高騰の原因は色々とある様ですが、中国を中心とした海外からの外貨が多く入って来ている事による影響が大きい様です。

個人的な見解としては近年、シドニーではシティー内の再開発だけでなく、オリンピックパーク周辺大きな都市としての開発などが大きく影響をしているのではないかと思われます。

オーストラリア留学の良いところの一つに、イギリスやカナダと比べ、仕事が多く貯金を切り崩さなくて済んだり、むしろ貯めることも出来る!という点があげられますが、とはいっても現地のローカルでなおかつ給料がしっかりしている仕事を見つかるのは、特に英語力がかなり必要となルノでなかなかハードルが高いです。基本的に国全体の物価等が上がる場合、最低時給が上がるのは最後なので、このまま家賃が高騰を続けると、特に留学生などに影響が出てきそうなので心配です。