(via: thegurdian.com)
CDやDVDの返却忘れで延滞金を取られてしまった。
皆さんもそんな経験を一度や二度はしてしまったことがあるのではないでしょうか?筆者は学生の頃、某レンタルショップに合計ん万単位にのぼる延滞金を支払うことになってしまった、という苦い経験があります。
今日はそんな延滞金にまつわる、ニュージーランドのオークランドのとある図書館を舞台に起きた、心あたたまるお話を紹介します。
67年ぶりに返却された本
(via: thegurdian.com)
舞台はニュージーランドはオークランドのとある図書館。
ある日「Myths and Legends of Maoriland」という本を返却しに来た女性がました。
受け取った図書館職員、裏表紙に挟んである貸し出しカードを見てビックリ。
その本はなんと1948年に貸し出されて以来、実に
67年もの時が経っていました。
この女性はなんども返そう、返そうと思っていたのですが、延滞金がこわくなり、なかなか持ってくることができなかったようです。
この図書館は返却期日を過ぎてからの本に対し、最初の1週間は3ペンス、それからは毎日1ペニーの延滞金を課しておりました。
返却日を過ぎてから67年。
その金額、なんと・・・
NZ$24,605
日本円で約
190万円!!!
た、高い・・・。
こんな金額を徴収されるかもしれないと思ったら、とてもじゃないけど本を返しに行く勇気なんてわかないですよね。女性が躊躇するのも分かります。
ではこの女性、実際にこんな大金を払ったのでしょうか?
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この図書館員の対応は
「延滞金を徴収しない」ということでした。
その理由は、
「子どもは延滞金がチャージされないため、貸出し当時少女だった女性には適用にならない。」というものでした。
また、女性がこの本を何年にも渡って楽しんだとの事実を聞いた図書館職員
「それだけ本が大事に、愛されていたことが嬉しい」
と、女性をとがめるどころか感謝してしまうなんて、なんといい話。
と心打たれていたのですが、意外にもこの記事を読んだ英語圏の人の反応はそうでもないようで、
「そもそも本の元の価値を超えて、$20000もの延滞金を課すことがおかしい」
「自分も返していない本を持っている。」
「自分だったら本を置いてダッシュで逃げる」
「読むの、おそ」
とわりと冷静なコメントが多く見受けられました。
皆さんはどんな感想を持たれましたか?
ヒヤッとされた方は、今すぐに返却しに行きましょうね!!
参照:
http://www.theguardian.com/world/2016/apr/29/borrower-returns-library-book-67-years-late-fine?CMP=share_btn_tw