(via: amusingplanet)
西オーストラリア州には、珍しい「
ピンクの湖」が幾つもあることを知っていますか?
中でも、
ヒリアー湖(Lake Hillier)通称「
Pink Lake」は塩湖で、ピンク一色に輝くことで有名な西オーストラリア州にある湖の1つです。
この湖は、エスペランス沖のルシェルシュ群島の中で最も大きいミドル島にあり、上空からだとお菓子のような鮮やかなピンク色に見えます。
ヒリアー湖は長さ600mで周囲には砂、ペーパーバークという植物、コアラの主食としても有名なユーカリの木など豊かな自然に囲まれています。
鮮やかなピンク色の理由
(via: atlasobscura)
どうして、こんなに鮮やかなピンク色をしているのかは、未だに完全には解明されていません。科学者の間では、塩表面に生息する細菌が作り出す染料による色ではないかとも推測されています。
世界にはヒリアー湖以外にもピンクの池があり、それらの湖がピンク色になる原因は塩の表面に生息する藻類やバクテリアが関係しているので、この説が一番有力となっています。
「他のピンクの湖は気温が変わると色が変わりますが、ヒリアー湖は一年中ピンク色のままで、湖の水を瓶に詰めてもピンク色のままです。」
という様な記事を良く見かけますが、実際は
天候等によって色は変化するので、ピンク色に見えない事も多く有ります。
綺麗なピンク色を見る事が出来たら、ラッキー!!!といった感じです。
ヒリアー湖(Lake Hillier)への行き方
ヒリアー湖のあるミドル島への行くには、西オーストラリア州のエスペランス(Esperance)からになります。
エスペランスへの1番近い主要な都市はパースで、そこから車で約7時間半、飛行機でも約1時間半ぐらいかかります。
しかし、ミドル島は重要野鳥生息地に指定されているので、島への上陸はできないので、セスナやヘリコプターなどの
ツアーに参加すると見る事ができます。
エスペランス(Esperance)の町
(via: visitesperance)
エスペランスは北に4時間ほど車で行くと炭鉱の町であるカルグーリーがあるので、炭鉱労働者が週末に出かけるとても便利な街となっています。
エスペランスはとても良い自然やビーチに恵まれているので、「
サーフィン、スキューバダイビング、海水浴」などが盛んです。
そのオーストラリアを代表するその素晴らしい海岸線は、世界トップクラスとの評価も受けています。
気候は典型的な地中海性気候で、夏は暖かく乾燥し冬は涼しく湿っています。
エスペランスの周囲には「ケープ・ル・グランド、フィッツジェラルド・リバー」など4つの国立公園があり、エスペランスから1時間ほど東にあるケープ・ル・グランド国立公園のフレンチマンズ・ピークの頂上へ登ると、
周辺をパノラマビューで楽しむ事ができます。
ケープ・ル・グランド国立公園内には、砂浜が白くてとても美しく歩くたびにきゅっきゅっと音がする「鳴き砂」の
ラッキーベイ(Lucky Bay)があり、カンガルーも遊びに来るので、
砂浜ですやすや寝ているカンガルーなんかを見つけられるかもしれません!
記事を書いてたら、ピンク色に染まる湖、ヒリアー湖(Lake Hillier)も見に行きたいですが、普通にエスペランス(Esperance)の町にも行きたくなってきましたw